あるメーリングリストに入っていて、毎度のように拝読させてもらっていたら、スタートレック小説の翻訳でおなじみの斎藤伯好さんが 亡くなっていたという記事を読みびっくりしました。
日本SF作家クラブのサイトでは、作家紹介の斉藤さんのページに「2006年8月8日 没」とあり「物故者」となっていました。
いつもの行きつけの黒木書店にいっても、ネットを検索しても最近はハヤカワのSF文庫からスタートレックの新刊が発刊されないなあと思っていました。まさか翻訳家が亡くなり後を引き継ぐ方がいなかったのではと思ってしまいました。
斉藤さんと言えば、巻末の「あとがき」がいつも楽しみでした。少ない紙面にスタートレックの最新情報等が書かれているのを読むのは情報がない頃にはとくに助かりましたし、砂漠のオアシスでした。
斉藤さん独特の翻訳「航宙艦」は一環して変わらず、同じような独特の訳が、テレビの方とは違っていて味わいがありました。
斉藤さんのご冥福をお祈りします。