16日、朝日新聞(朝刊)に掲載されていた記事によると、
米アリゾナ大学のグループが、火星の大峡谷にかつて水が流れたらしい痕跡を発見したとのこと。
NASAの最新鋭火星探査機マーズ・リコネッサンスが撮影した火星のマリネリス峡谷の衛星画像の層状の地形が、かつて液体の流れで変成した歴史を示しているというということらしいです。
「層状の地形の所々に入った亀裂に沿って、白っぽい帯状の部分を確認した。これが、地球の類似地形との比較などから、水に含まれる物質で、岩石の表面がセメント化したか白く変色したと考えられるという。」
この記事を読んで、この画像を見てみましたが、白い筋状のものが説明どおりのものであるとすぐに納得はいきませんね。火星は風が吹くということですから、筋状に風が地表を削ったのではと思ったりもします。(疑い深い私です)専門家が調べてそういっているのだから信じなさいですね。
ちなみに、このマリネリス渓谷は、全長約4000キロ、深さ6〜7キロ、太陽系で最大級の峡谷ということらしいです。日本列島が入ってしまいます。
科学者たちが色めくのも理解できる話です。地球外惑星で「水」の存在が確認されるということは、いずれ火星探査に人類が出かけていったときに、水を現地調達できるということですから、地表の下すぐのところに水がながれているといいですね。水があるとわかれば、とうぜん「生物」の存在がどうなのかという楽しみがまた出てきます。
今後がたのしみです。